特殊建築空間・円筒内音場(トンネル状の音場)で演奏してみた楽器音や話声が、どのような響きになるのかを試聴することができます。
建築空間での音の響き方は、客席位置や観客人員によって異なります。ここでは、可聴化を通じて特殊建築空間における空室時の純粋な響きを体験できます。
なお、可聴化データは、1/30縮尺音響模型実験による6方向の指向性受音データから両耳に対応する2チャンネルデータを作成してあります。バイノーラル受聴によるものではありません。
演奏者・話者の位置には無指向性音源として模型用放電パルスを使用し、受聴者の位置には小型マイクロホンを6方向に設置してインパルス応答(空間の響きのデータ)を収録しました。模型内の音場(超音波領域)をスケール変換して、実際の音場(可聴化領域)に戻して「音響空間の再現」をしています。